展示会場とジャパン・ブースについて

AAASの年会会場には、2日半にわたって、展示が開催されます。
研究の成果発表の場とはひと味違います。
(研究成果を発表するポスター展示の場は別に用意されています)


この展示会場には、大学や研究機関の他に、様々な科学技術に関わる活動をしているNPOや企業が出展します。その団体の紹介をするほか、実演や商品(主に書籍)の販売も行われます。研究機関のブースでは、優秀な研究者のリクルート活動も行われます。


展示会場「も」出会いの場です。黙って展示だけしているブースには、人が立ち寄りません。多くのブースで、来場者と出展者の間で活発なコミュニケーションが行われます。

過去に印象に残ったブースは、タランチュラやヘビを触らせてくれるNPOブースや、虫が食べない遺伝子組み換え植物を、虫食いだらけの植物と並べて展示していたモンサント社です。

集まった子供たちが目を丸くして、出展者に話しかけていました。

2日半のうち2日間は、会場が無料で開放され(Family Science day)、
大人から子供まで多くの市民が訪れます。



さて、今回のジャパンブースは、JST東京大学IR3S、理研JAMSTEC、科学技術政策研究所の5機関が共同出展するので、とても賑やかになります。


東京大学からは燃料電池やセラミック膜の実物を、JAMSTECからは子供たちが遊べるペーパークラフト、そのほか、地球環境の様子を直径1.3メートルの球体に映し出す「触れる地球」など、来場者と対話が生まれるきっかけも用意しています。

ブースの広さは、約70平方メートルで、ヨーロッパ連合のブースに次ぐ大きさで、展示会場の入り口に近い絶好のロケーションです。

学会での発表とかけ持ちでジャパンブースで接客するスタッフの数は、5機関から30人を超え、現地で初めて顔を合わせる人たちもたくさんいます。展示場にはたくさんの人が出入りし、安全・防犯の管理も必要なことから、スタッフがお互いを認識するために、ユニホームを作成しました。


2010年AAASジャパンブース限定Tシャツです。レアもの。